「役員室午後三時」を読んで
城山三郎著「役員室午後三時」を読み終えた。
この作品は昭和46年に出版されている。古いと言えば古い作品だが、企業内の人間関係を描いている部分では特に古さはかんじさせない。
独裁主義の社長と運命共同体経営を理想とする若手経営者の闘いを描いた作品だ。
二人とも同じホテルで暮らしているというところがなかなか信じられないような感じだが、実際似たような経営者もいたのだろう。
城山作品としてはちょっと物足りない感じもする小説とだった。
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