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2014.07.03

イタリア旅行記(19)PISA S. ROSSORE駅で線路を飛び越える(2014/05/23)

 今回のイタリア旅行で一番ハラハラしたのが、ピサからの帰り道だった。

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ピサの斜塔

 往路は、フィレンツェから電車に乗り、PISA CENTRALEで降りた。本当は、ピサの斜塔に近い別の駅、PISA S. ROSSOREの方が良かった。

 しかし、フィレンツェからピサへの電車は、PISA CENTRALE止まりが多く。次の電車を待つのも面倒なので、CENTRALEで降り、駅前に出た。ピサの斜塔まではバスがあるらしいが、よく分からなかったので、少し距離はあるが歩いてピサの斜塔まで行った。

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ピサの斜塔 西側出口

 帰りは、すこしでも歩く時間が少なくて済むPISA S. ROSSORE駅に向かう。ピサの斜塔の西側出入口から、PISA S. ROSSOREまでは、およそ500mと近い。iPhoneのGoogle MAPを参考にしながら駅方向に歩いた。

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 駅方向へ歩く。Google MAPは、この駅に関してはちょっと情報不足で、マップ上では駅が二つあるように表示されるが、行ってみればわかるが、これは間違いで、駅は一つしかない。

 駅に近づくと、地下道が見える。この駅は線路に囲まれた構造となっているため、中央にある駅舎に行くためには、地下道を使う必要がある。

 地下道を進み、駅舎がある辺りで、地上へ。この時すでに夕方の8時過ぎ。駅舎の前に、フィレンツェなどでも見慣れた切符自販機が見えた。駅舎は無人に見えたが、構内アナウンスだけは、ちゃんと流れていた。

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徒歩経路

 ここでは、疑問点を聞く相手もいない。キップを買おうと、自販機の操作する。列車を選ぶところで、この列車は5分後には到着するがいいか?というような注意画面が出てきた。遅い時間帯なので、列車を遅らせる余裕が無い。そのまま5分後の列車を選ぶ。

 キップが発行される寸前になって駅のアナウンスが聴こえた。間もなく、フィレンツェ行きの列車が入線してくるようだ。

 やっと切符が印刷されたものの、列車の音が近づいてくるのが分かった。この時私がいたのは、駅舎の手前部分だが、この駅には線路が5本ほど並んでいるのに気づいていた。列車が近づいて来るのは分かるものの、どのホームに到着するのかがわからない。

 駅舎に接する部分に列車が来れば、そのまま乗れるが、離れたホームだと、無理。有人の駅であれば、駅員に聞くことができるが、この時間帯のこの駅には、駅員はおろか乗客の姿さえ無い。そうこうしているうちに列車がホームに入ってきた。

 車は私がいた駅舎前から線路を一つ越えた西側のホームに入線した。列車の扉が開くと何人かの乗客がホームに降りてきた。今更、地下通路を通って向こう側のホームへ行っても、到底間に合わないなぁと、乗車を諦めかけていた時、なんと列車から降りた乗客の何人かが、線路を乗り越えて私が立つホームへ歩いてきた。

ここで私は悟った。向こうから線路を越えて来るのなら、こちらからも線路を越えて行けばいいと。確かに、ホームには「線路を横切ってはいけません」と、あちこちに書いてある。しかし、次の列車がいつ来るのか、また、そもそも後続の列車が来るかどうかも分からない今の状況では、可能であれば目の前の列車に乗りたい。

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線路を飛び越え隣のホームへ

 そこで決断した。列車のドアが開いてから、しばらくたっており、今から線路を越えて行っても間に合うかどうか分からなかったが、思い切って線路を横切って走り、隣のホームの電車に飛び乗ることを。

 幸い、電車の扉はすぐに閉まることは無く、隣のホームに停車した電車に無事乗り込むことができた。ちょっとした後ろめたさとともに、これでこの電車に1時間揺られればフィレンツェまで戻れるんだと、じわっと満足感がこみ上げてきた。

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飛び乗った列車からPISA S. ROSSOREの駅舎を振り返る

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